前回のハドソンジェリコがめちゃくちゃ調子悪くて、射撃でストレスが半端なかったです。通常ガスガンの記事ですと、1~2マガジン分ほどターゲットを撃って終了、射撃に一時間も掛からないのですが、ジェリコではスライドやメカをグリスアップしたり、弾を換えてみたり、ご機嫌を伺いながら3日掛けてます。にも拘わらず、弾はまともに出ませんわ、弾道も散らかり気味ですわで結果は散々でした。新品で買ってから今まで殆んど遊んでこなかったんですがねぇ。今の私には自室でテレビ視ながら、お座敷シューティングでまったり遊ぶスタイルがあっているようです。まったく、10禁エアコキは最高だぜ!!
と、いうわけで、今回は対象年齢10歳以上のエアーコッキングガン、東京マルイ H&K USPを紹介。
フレームはブラック、スライドはグレーのツートーン。スライドは一体成型、表面はヘアラインを模した感じになっていて、非常にカッコいいです。欲を言えば、刻印のモールドはもうちょっとシャープなほうがよっかった。昔、タナカのP8(USPの軍用派生モデル)を所有していたのですが、パッと見、それと見劣りしないくらい、いい感じです。スライドとチャンバーカバーには「.40 S&W」の刻印。「.45」だったら「コラテラル」のトム・クルーズごっこができたのに。
前から。リコイルスプリングガイドを受けている辺りのエッジが若干、プラスチックの成型品臭く、安っぽく感じるでしょうか。気になって仕方がないって程ではないですが。世間の認知度が高い9mmや45口径ではなく、わざわざ40口径をモデルアップということで、ちょっと意地悪ですがアウターバレルの内径を測ってみると、約8.7mm程でした(40口径は直径約10.16mm)。9mmですらない。そりゃないぜマルイさんw
実銃通りセーフティレバーを上げるとセーフティが掛かります。コッキング状態もしくはハンマーだけ起こした状態で掛かります。このエアガンでは当然デコックの機能(実銃ではレバーを水平位置から下げるとデコック)がないのですが、調べたら実銃でもデコック機能がない仕様もあるようです。因みにP8では水平位置から下げるとセーフティ、さらに下げるとデコックです。
スライドストップはダミーですが、別パーツ。マガジンキャッチは実銃通り機能します。
チャンバーカバーは別パーツ。スライドを引くとちゃんと下へ下がるリアルなギミック付き。
スライドはほぼ実銃並みのストロークが引けるようです。スライドを引くと、アウターバレルがショートリコイルっぽく可動します。コッキングするとトリガーはシングルアクションの位置になります。トリガープルはスムーズかつしっかりとした引き心地。コッキングしていなくてもダブルアクションで空撃ちして遊ぶことができます。ダブルアクションのときのトリガープルは、ばねの粘り感が強めです。
マガジンの装弾数は25発。実銃を意識したサイズ感。
ダストカバー裏のナンバープレートはアルミ製の別パーツで再現。リアルでいい感じです。ただし、刻印は無し。
前後サイトはスライドと一体成型で調整不可。非常に見やすいです。
分解してみました。スライドストップを上げると(ツメが掛かっていてちょっと力を入れる必要があります。)、スライドストップを引き抜くことができます。その後、スライドを前方へ引き抜くと分解することができます。分解は容易でも、組み付けがやり辛い場合があります。分解可を公式に謳っているものではないので、分解する際は自己責任で。
今年の夏に再販されたときに購入した、マルイのUSPコンパクトとサイズを比較。大きさ以外にもハンマーやマガジンバンパーなどに違いがみられます。「10禁エアコキ最高!!」とか言っておきながら、しれっとガスブロを買っていることを本当にすまないと思っている。話はそれますが、最近のガスブローバックってブローバックの衝撃が凄いですね。ウエスタンアームズのSVインフィニティのなんとかってモデルを買って以来、約20年ぶりのガスブロだったんですが、ビックリしました。紹介は後日(いつになるか分かりませんが)。
いつものお座敷シューティングで遊んでみた感想。もはや語る必要もないくらい、マルイのエアガンは狙ったところによく当たりますね。スライドは引きやすく、トリガーも気持ちよく引けるので、ガンガン撃てて非常に楽しいです。外観もカッコよくていいですね。実銃がポリマーフレームなので、樹脂製のトイガンでもリアルっぽく見えます。マルイの10禁92Fを買うときにUSPと迷ったんですよね。こっちが正解でした。子供達には勿論、気軽に遊べるエアガンをお探しの方にもオススメできる一丁です。