第五十五回 クラウンマスタングをなんとかしたい その3

クラウンマスタングの改造の続きです。ショートレンジ特化でガンガン撃ちまくって遊べるおもちゃにするためにデチューンを施し、外観にも手を加えます。パーツの塗装が完了しました。さあ、組み付けの時間だ!

塗装を傷つけないよう慎重に組み付けていきます。スプリングガイドにプリロードを掛けるためのスペーサーを通しています。

スライドを取り付けて完成。ポケットライトのバリアント3っぽくするために、シルバー系のツートーンに仕上げました。個人的にはとても満足な仕上がり。

反対側。スライドはタミヤのメタルシルバー一択でしたが、フレームやハンマー等を何で塗るか、ちょっと迷いました。試しに一度、スライドストップをタミヤのアルミシルバーで塗りましたが、ラメ感が強くてイメージに合わなかったため、クレオスのシルバーを使用してみました。なかなかいい色合いです。

後ろから。リアサイトの塗り分けが若干汚いですが、気にしてはいけない。

前から。懸念していたスライドとバレルとの干渉ですが、クリアランスは充分ですし、スライドにガタつきがないので心配はなさそう。安心してスライドが引けそうです。
組み上がったところで、2mちょいのショートレンジで試射。まず、0.2g。まるでしょんべんカーブのような弾道。続いて0.12g。基本フラットな弾道ですが、たまに上方に大きく外れてしまいます。次に弾速を測ってみました。5発撃って平均をとりました。0.2gで12.04m/s、0.12gで17.22m/sでした。ジュールに換算すると、それぞれ0.014Jと0.018J。10禁エアガンのパワーは0.12g使用で0.135J未満ですので、それを大きく下回る数値です。
これで終了としたいところですが、スライドの引きが若干重く感じるのが気になります。そこで、スペーサーを外してスプリングに掛かるテンションを減らすことにします。
スペーサーを外して試射。かなりスライドの引きは軽くなりました。これならガンガン撃ちまくれる。まずは0.2g。水平に構えるとまともにターゲットに届きません。迎角で構えて撃ち、山なりの弾道でターゲットの中心に当てるという、なんかもう別の遊びになってしまってます(笑)。これはこれでなかなか楽しいですが。続いて0.12g。フラットな弾道で特に暴れることもなく、バシバシ中心付近に当たります。これはスゴい。こういうのを理想にしてました。
この状態での弾速は0.2gで5発平均9.14m/s、0.12gでは14.2m/sでした。ジュール換算するとそれぞれ0.008Jと0.012J。
弾速はめちゃくちゃ遅いですが、レビューのときに書いたセーフティ周りの(個人的な)不満点も解消され、ストレスなく撃ちまくれます。外観を含め改造前にイメージしてた通りに仕上がり、大変満足です(他人に勧められないただの自己満足ですが)。ただ、あの効率の悪い給弾システムだけはどうにもなりませんが。しかしながらこのエアガン、本質的には悪くないんですよね。シアーこそ樹脂製ですが、トリガーやトリガーバーは金属製で剛性があり、トリガープルのキレなんかとてもいいですし。
この後、通常の10禁のエアガンでも遊びましたが、それはそれは凄まじい威力でした(笑)。
第五十四回 クラウンマスタングをなんとかしたい その2

前回に続きクラウンマスタングの改造です。先々週末、各パーツに下地のブラックを吹いたりしてます。スライドやフレームはサーフェイサー吹き付け→ブラック塗装なんですが、バレルやハンマーなど塗装されていないパーツにはそのままだと、サーフェイサーすら食い付きません。ホームセンターで売っているプライマーを下地処理に吹き付けてから塗装をしてみたのですが、それでも簡単に剥がれてしまう。

そこで、タミヤの「ナイロン・PP用プライマー」を使ってみました。ホームセンターで売ってるプライマーよりいくらか食い付きは良いようです。しかし、完全ではないようで塗膜をうっかり引っ掻いちゃったりすると剥がれてしまうので注意が必要です。

ナイロンっぽい軟質な樹脂で出来ているマガジンキャッチボタンは他のパーツよりもさらに食い付きが悪いです。一度塗装をしたものの剥がれてきてしまったので、全部剥がしました。

再塗装する前に、組付け後に万が一塗装が剥がれてしまっても茶色い下地が出ないように、SDNの「鼠」で染色してみました。隠蔽力が弱いのか、前のプライマーが残っていたのか、うまく染まってないですね。でもまあ良しとしましょう。

続いて、Φ10×1mm厚のアルミパイプより、スプリングにプリロードを掛けるためのスペーサーを作りました。長さは5mmです。プリロードを掛けないつもりでいたのですが、前回の記事を書いた後に一発BB弾をこめて撃ってみところ、もう少しパンチが欲しいと感じたのでプリロードを掛けることにしました。

下地のブラックを吹き付けてから一週間後。各パーツに仕上げのシルバーを吹き付けてます。フレームとバレル以外の小物パーツにはクレオスのシルバーを吹き付けています。タミヤのシルバーと違ってラメ感がなく重厚な感じに仕上がります。

スライドとバレルにはタミヤのメタルシルバーを吹き付けています。まるでメッキのような仕上がり。噂には聞いてましたがスゴいです。もう数日置いてからリアサイトに半ツヤの黒を塗って完成です。

バレル。綺麗に仕上がりましたが、組み付けてスライド引いたら干渉して速攻削れそう。何か対策を考えないとなあ。
組み付けが楽しみだ。続く。
第五十三回 クラウンマスタングをなんとかしたい その1

お馴染みクラウンマスタングです。これをなんとかしたい。第一印象は最悪だったが、見てくれはいいから俺色に染めてやるぜ。ゲヘヘ。

そして再びばらす。そんで、何をするかと言いますと、10禁のこのエアガンをさらにデチューンします。ショートレンジ特化でガンガン撃ちまくって遊べる鉄砲のおもちゃを作りたいと思います。


まず、スライドを引くときに指に当たっただけで軽く掛かってしまうセーフティを無効化します。スライドストップの裏側にある出っ張りをカットすれば無効化できます。セーフティなんて飾りです。(ウソですよー)

ついでにプラ板を貼り付けてそれっぽい外観にします。

派手目なツートーンがあまり趣味ではないので、ポケットライトのバリアント3みたいなシルバーにしてしまおうと思います。取り敢えずフレームとスライドにサーフェイサーを吹きました。塗装は後日。梨地やヘアラインなどはペーパー掛けして除去しています。

合わせてみるとこんな感じ。ちょっとは様になったかな。


続いてデチューンの肝である、スプリング。ピストンにピン打ちで固定されているので、ピンをさらに奥へ打ち込むとスプリングを外すことができます。スプリングの全長は約52mm(元々の自由長は45mmくらいでしょうか)、外径10mm、線径0.9mmでした。

代わりに使用するスプリング。自由長50mm、外径10mm、線径0.65mmです。オリジナルと比べてかなり柔らかい。

仮組してみました。スプリングが柔らかいので、スペーサーをかましてプリロードを掛けようかと思いましたが、意外と反発力があったのでこのままいこうと思います。へなちょこ弾道でも全然構わないんですが、圧が弱いためにチャンバーに弾が引っ掛かったまま発射されないっていうのは避けたいですね。

蓋してみました。週末晴れるといいなあ。あと、改造する際は自己責任でお願いします。続く。
第五十二回 東京マルイ コルト パイソン.357マグナム 4インチ

今回もエアガン。前回のM29に引き続き、東京マルイ エアリボルバーシリーズの一丁、コルトパイソン.357マグナム 4インチをサクッとレビュー。バイソンのほうはもうしばらくお待ち下さい。

対象年齢10歳以上のエアガンです。グリップが違いますが、シティハンター冴羽リョウの印象が強い4インチ。

同社のエアリボルバープロシリーズを見た後だと、正直かなり見劣りする外観です(忖度しませんよ)。塗装は薄め。所々ヒケが目立ちます。パーティングラインも派手めに出てます。M29はスゴく頑張って作られてるなあと再認識させられます。

前から。インナーバレルはアルミ製。

リアサイトは上下左右にアジャスト可能。ハンマー、トリガーは樹脂製ですが、剛性感は抜群。ハンマーコックやトリガープルはM29よりも重く感じます。あっちはフレームが大きい分、設計に余裕が出来るのかなあ。わざわざ分解して検証したりしませんよ。

ラバーグリップ調の樹脂製グリップ。握り心地は悪くないです。メダリオンは左側面のみ。

トリガーの根元にエアガンオリジナルのマニュアルセーフティ。かなり使い辛い。

ハンマーを起こすとエアホースが丸見え。S&Wとコルトではシリンダーを回すハンドの位置が左右逆なので、エアホースの配置も逆です。

パイソンシリーズ専用のカートリッジ。M29やSAA同様、BB弾は前から装弾。パッキンはBB弾を絶妙な感じに保持します。やはり、この辺のクオリティの高さは流石。

エジェクターロッドは可動しますが、M29同様、これを使わなくても傾けるだけで排莢されます。っていうか、まともにリムに引っ掛からないので使わないほうがいいかも知れない。

シリンダーをスイングアウトしてカートリッジを装填。シリンダーにリムが埋まっちゃってますね。前回、パイソンのシリンダー周りのガタつきを書いたのですが、改めて触ってみると全く気にならないですね。前回の記事から削除しときましょう。


トリガーを引くとエアを放出するノズルが前進します。


ノズルに押され、シリンダーも前進します。これにより、エアのルートに隙間をなくします。

サイトを合わせるとこんな感じ。見やすくていい感じです。
集弾性はM29と遜色ないので、撃って遊ぶ分には問題なく楽しめます。ただやっぱり外観が残念で勿体ないですね。
パイソン、カッコいいですし、人気もあるのでM29準拠の外観でリニューアルしてほしいなあ。木グリ仕様で。
第五十一回 東京マルイ M29 .44マグナム 6.5インチ

前回予告した通り、今回もエアガン。東京マルイM29 6.5インチをレビュー。エアーリボルバーシリーズ待望の新作。対象年齢10歳以上のエアコッキングガンです。めちゃくちゃ楽しみにしてて、予約して買ったんですが、そのまま放置してしまってました。

ダーティハリーの愛銃と同じ6.5インチをモデルアップ。大型のNフレームに長いバレルは迫力があっていいですね。存在感は抜群です。

同シリーズのパイソン(のブラックモデル)と比べて、塗装の質感やパーティングラインの目立たなさ具合など外観のクオリティが格段に向上しています。

前から。迫力あるマズル周り。レッドランプが別パーツで再現されています。画像では写ってないですが、インナーバレルはアルミ製です。おそらく4インチモデルと共通の長さかと思われます。バレルとマズル先端が別パーツなんですが、私の個体は組み付けがちょっと雑かなあという印象。

トレードマークとメダリオンは東京マルイの"TM"をS&W風にアレンジしたもの。それっぽくていい感じです。

トリガーやハンマーは樹脂製ですが、剛性感は抜群です。10禁にしては少々重めに感じるハンマーはエアコキのリボルバーの宿命と言ったところでしょうか。トリガープルはキレのよい引き心地。ウッド調の樹脂製グリップは流石の高クオリティ。

リアサイトは上下左右にアジャスト可能。フレーム後端にはエアガンオリジナルのマニュアルセーフティがあります。

M29専用のカートリッジ。パイソンやSAA同様、前端にBB弾を装弾します。パッキンはきつくも緩くもなく、絶妙な感じでBB弾を保持します。

シリンダーをスイングアウトし、カートリッジを装填。

エジェクタロッド。ちゃんと可動します。ちょっとおもちゃっぽいでしょうか。シリンダーとカートリッジにクリアランスが結構あるので、これを使わなくても傾けるだけで、ポロポロ排莢されます。屋外で使用する際は要注意です。


トリガーを引くとエアを放出するノズルが前進して、カートリッジを押し、エアのルートに隙間をなくします。


カートリッジを保持する部品がスプリングでフローティングされていて、ノズルでカートリッジが押されると画像のように前進します。因みにパイソンではシリンダーごと前進します。

ハンマーを起こすとエアホースが丸見え。クラウンのエアリボルバーと同様ですね。

前進サイトを合わせてみる。ちょっと分かりづらいですが、実際見るとレッドランプとリアサイトの白枠が効果的に効いていて見やすいです。
最後に、2mちょっとのショートレンジで試射してみた感想。カートリッジの個体差によるものなのか、たまに(ホントたま~に)大きく下方に逸れるときがありますが、集弾性は悪くないように思います。距離が長くなるとどうか分かりませんが、基本的に10禁エアコキをロングで遊ばない私には関係ないですし、何よりリボルバーはギミックが楽しくて良いです。オススメです。旧ガスリボルバーでモデルアップの実績のある、M19なんかも是非お願いしたいですね。